小さな命の旅立ちは、言葉に尽くせない想いを残します。

両城山観音寺では、母なる観音様のお導きのもと、水子の魂をやさしく包み、安らかな成仏を祈ります。

ご家族の心の痛みを和らげ「子どもは今も光の中で微笑んでいる」と感じられるように、丁寧にお勤めいたします。

祈るその瞬間、心はやがて癒され、新しい一歩が始まります。

【水子とは?】

・産まれる前、形が残ることなく、まるで水のように流れてしまうので水子と呼ばれています。

・水子供養とは、生まれることができなかったお子さまをご供養することです。

・水子供養に関しては、一般には四十九日法要を行っても行わなくてもかまわないとされています。

【年齢によって呼び名が変わります】

・死産した場合には「水子」

・1歳未満の子供には「嬰子(えいし)、嬰女(えいじょ)」

・3歳未満の幼児には「孩子(がいし)・孩女(がいにょ)」

・18歳ごろまでは「童子(どうじ)、童女(どうじょ)」

 が使われます。

 実際は一定年齢の場合でも「信士」や「信女」をつけられる場合もあり、ご家庭でのご判断や菩提寺との相談で決められるのが良いと思います。

【なぜ供養をするの?】

・この世界に生まれなかったとはいえ、その子の幸せを願うために行ってさしあげましょう。

・その子が、死後にどこに行けばいいのか迷ってしまうことのないよう、仏様にお預けする為にご供養をします。                      

・見守ってくれる仏様と新たな世界でのお友達の皆と一緒に過ごす子は幸せになれます。

そして、ご自身も『積年の思いを果たし、思いを行動に変えた事』で、一層未来が開けて行きます。

【祟(たた)りなんて、ありません!】

・水子の霊は人間社会のけがれを知らないため、心がとても清らかです。

清らかな水子の霊は、心を込めたご供養をされれば、お地蔵さまに護られながら、みんなの幸せを祈ってくれています。

ご事情によっては、様々な思いをお持ちかもしれませんが、水子のたたりを心配する必要はありません。

お姿は見えなくても、慈しむ気持ちで水子供養を行いましょう。

 もしも『近頃良くない事が続く・・・』とか『なんだか、とてもこのことが気になる・・・』という予感を感じる。

そんな時には、不安になる事もあるかもしれませんが、高額なご祈願やお祓いに行く前に、まずはご相談下さい。

大丈夫、安心して。

【どんなお地蔵様がいらっしゃるの?】

・「子安地蔵」・・・子供を抱く地蔵

 (水子を救い、安産や子授け祈願にもお参りできる地蔵さま)

・「地蔵菩薩」・・・錫杖を持つ地蔵

 (成仏できずに苦しむ子供達を救う地蔵さま)

・「慈母地蔵尊」・・・合掌する地蔵

 (水子の母親代わりをする地蔵さま)

 観音寺の境内、水子さまを見守るのは、そのすべてを満たす“子供を抱き、錫杖を持ち、お隣には合掌する慈母地蔵尊”がいらっしゃいます。

【新しいスタートを!】

・ご先祖様や水子のご供養で一番大切なことは、感謝や供養をしようという思い、心そのもの。

 そしてそれを行動に移すことです。       

・水子さんをご供養するという行動をされることで、仏さまの導きで、水子さんは迷うことなく幸せな世界に迎えられます。 

                        

そして、皆さまも、迷うことなく、一層幸せな未来に向かって歩んで参りましょう!