両城山 観音寺は、呉湾を見おろす清浄の地に佇み、古くより弘法大師をお祀りする由緒ある場所。

背後には霊山として聖護院岩・八畳岩を有する神聖な地です。

明治二十年には、呉海軍鎮守府が設置されるにあたり、初代長官・中牟田倉之助子爵が、鎮護国家と将兵の武運長久、そして市民の安寧を祈り、京都神泉苑より十一面観音様と別処よりご本尊・不動明王様を勧請し祀り、明治末期には、初代 真澄(しんちょう)開祖によってお寺として観音寺が建立されます。

大正期を経て、戦前から戦中にかけては、海軍工廠を間近に見おろせ戦艦大和の建造風景を正面に望む観音寺は、機密保持のために憲兵隊による管理を受け、軍により山肌に防空壕が掘られるなど、時代の荒波を静かに見守ってきました。

その後、大聖歓喜天尊を生駒よりお迎えし、今日では『鳳凰様の火の鳥の不動明王さま』『お聖天さま・歓喜天さま』の二大尊格が祀られております。

また、終戦後は修験の行者の方々の手により、空海大師の祠と連なる洞窟(防空壕跡)が手彫りでくり抜かれ修験道場として開かれ「洗心の滝」と不動明王が祀られる行場として受け継がれて今日を迎えています。

※令和の時代になるまでは、終戦後にこの洞窟の滝行の場を手彫りで掘り起こした初代の観音寺行者の方々から代々受け継がれた修行場・大切に守られパワースポットとして力を蓄えていましたが、行者の皆様の減少やコロナ禍以降の時代の変化とともに、数年前からは、大切に訪れて頂ける皆さまには洞窟での滝行を体験頂けるようになりました。

・修験道の行者さんではない方々にも体験頂ける「洞窟の中にある神秘の行場」

・女性の方々にも「安心安全なお寺の敷地内で更衣室やシャワー室もある行場」

・瞑想・非日常・頭や心の整理などをご希望の方々には「スイッチ切替えのきっかけ」として、

少人数からの貸切りの滝行を体験頂ける新たな観光名所となっています。

🌈洞窟の中に虹が現れる!

🌈光の輪の中で滝に打たれる!

🔥願いが叶う火の鳥の不動明王様にお願いをお伝えする!

🔥本当の自分に出会える。新しい未来が開ける!

両城山 観音寺は、海と山、歴史と信仰が一体となる祈りの場として、今日も多くの人々に安らぎと希望を与え続けています。